事故は異常な状況で起きた。検察側の冒頭陳述や内川さんへの取材によると、体育教師だった松崎浩史被告(49)は水泳の授業中、デッキブラシの柄の部分を、プールのスタート台の前に70センチ以上の高さで差し出し、それを越えて飛び込むよう求めた。生徒たちは順番に飛び込んだが、1人の生徒が勢いでプールの底に額をぶつけた。「やっぱりぶつかります」と被告に伝えたが、「指導」は続いた。
https://mainichi.jp/articles/20211117/k00/00m/040/177000c