帝国データバンク千葉支店がまとめた企業の本社移転に関する調査によると、2023年に千葉県へ県外から転入した企業は152社だった。転出した企業は125社で6年連続の転入超過となった。



転入から転出を差し引いた数は27社と、22年を7社下回った。超過数は新型コロナウイルスの感染拡大が確認された2020年をピークに減少傾向となっている。

同支店は「コロナ禍ではリモートワークの普及で多くの企業が都内から流れてきていたが、今はその反動がきている。ただ東京に本社を置く必要性は従来より薄れつつあり、転入超過の傾向は続くのではないか」とみている。

地域別では転入先、転出先とも東京都が大半を占めた。業種別ではサービス業の転入が54社と全体の4割近くに達し、建設業の24社が続いた。

日本経済新聞 2024年4月2日 15:00
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC29CBN0Z20C24A3000000/