政治集会で演説するコーネル・ウェスト氏=米ニューヨークで2024年2月22日、八田浩輔撮影
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 今秋の米大統領選に独立候補として出馬を表明しているコーネル・ウェスト氏(70)は10日、副大統領候補にカリフォルニア大教授のメリナ・アブドゥラ氏を選んだと発表した。米メディアによると、パン・アフリカ研究が専門のアブドゥラ氏はイスラム教徒の黒人女性。米国での白人警官による黒人男性暴行死事件をきっかけに広がった「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大事だ)」運動にもかかわってきた。

 ウェスト氏はハーバード大などの著名大学で教壇に立った哲学者・神学者で、広く知られたアフリカ系の進歩派知識人。パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘の即時停止や格差是正で急進的な政策を掲げる。10日にアブドゥラ氏の指名を発表したラジオ番組でウェスト氏は「あらゆる有色人種の貧しい人々や労働者に力を与えることに心を砕き、魂をささげる人物を求めていた」と語った。

 複数の世論調査ではウェスト氏の支持率は最大でも数%にとどまるが、トランプ前大統領との接戦が予想されるバイデン大統領の支持層の分散を促すとの見方がある。(以下ソース)

4/11(木) 9:25配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/922f49b90760ea80b82b3448e4494f109c086701