4/17(水) 17:24配信 読売新聞オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/93e8b95fb668fa61fc57bda40a0e5b34ff365822
 京都府京丹後市産の高級ブランドガニ「間人(たいざ)ガニ」を巡る産地偽装事件で、京都府警は16日、偽装を手伝ったとして、同市のカニ漁船関係者の女(56)を不正競争防止法違反ほう助容疑で地検舞鶴支部に書類送検した。

 事件では、兵庫県産のズワイガニに間人ガニを示すタグを不正に取り付けて販売したとして、府警が4日、同市の水産加工販売会社「まるなか水産」役員の男(42)ら2人を不正競争防止法違反(誤認惹起(じゃっき))などの疑いで逮捕。府警は16日、法人としての同社も同法違反容疑などで書類送検した。

 発表によると、女は昨年1月31日、産地偽装の目的と知った上で同市内で役員の男にタグ1本を譲渡した疑い。タグは間人ガニの漁を行う漁船5隻の船主が管理しており、地元漁業関係者によると、女はこのうち1隻の船主の妻という。

 女は容疑を認め、「15年前から渡していた」と供述。府警は女が同社に高額でカニを購入してもらう代わりに、年間100〜200本のタグを横流しした可能性があるとみている。