ゴールデンウィークを中心に2週間ほど開催される富山県砺波市の人気イベント「となみチューリップフェア」の市民向けの無料招待券が、フリーマーケットサイトに出品されている。市などの主催者は運営会社に削除を依頼したが、受け入れられず、対応に苦慮している。

 チューリップフェアは300万本の花が咲き誇り、例年約30万人が訪れる北陸で最大規模の人気イベント。今年は4月23日に開幕し、5月5日まで続く。一般入場券は高校生以上が1500円、小中学生は200円。今年は北陸新幹線の敦賀延伸もあり、関西方面からの誘客も期待されている。

 無料招待券は、はがきの形で、主催者が「地元の人に関心を持ってほしい」と2000年から配布を始めた。今年も3月下旬に市の「広報となみ」に2通ずつ折り込み、1万8千世帯に配った。市の在住者がそのまま使うか、友人などへ送って利用してもらう、という仕組みだ。

 だがここ数年、この招待券がフリマサイトやネットオークションに出品されることが目立ち始めた。メルカリでは1枚1千円前後で出品され、ほぼ売り切れ状態だ。

 主催者は運営会社に「出品を…(以下有料版で、残り629文字)

朝日新聞 2024/4/21 17:00
https://www.asahi.com/sp/articles/ASS4N23T4S4NPJLB00SM.html?iref=sptop_7_05