目黒区長選 青木英二さんが6選 「安心安全で安定した区政」訴え、多選批判をかわす:東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/322673

2024年4月21日 23時14分

 東京都目黒区長選は21日、投開票され、無所属で現職の青木英二氏(69)がいずれも無所属の新人4人を破り、6選を果たした。「安心安全で安定した区政」などと訴え、多選批判をかわした。

 当日有権者数は22万7055人。投票率は36.21%で、前回の33.33%を2.88ポイント上回った。

 青木氏は、4年前の前回選で推薦を受けた自民と公明からの支援はなかったが、町会や商店街の関係者と区内をくまなく歩き、広く支持を集めた。テレワークや子育て中の人に配慮し、選挙カーは使わなかった。

 選挙戦では5期20年に及ぶ現職区政への評価が争点となり、過去最多の5人が出馬。元都議の伊藤悠氏(47)=国民民主、都民ファーストの会推薦=や、元区議の河野陽子氏(61)=自民推薦=、元都議の西崎翔(つばさ)氏(40)=立憲民主推薦、共産、社民支持=らは、多選批判を繰り広げたが及ばなかった。

 青木氏は1983年から区議を2期務めた後、民主党(当時)都議を経て、2004年の区長選で初当選した。(中村真暁)