令和にまさかの「株高バブル不況」突入か
…実質賃金★22カ月連続減で“失われる★70万円”の深刻度

公開日:2024/03/09 06:00
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/337260

1 厚労省が7日発表した1月分の毎月勤労統計調査(速報値)で、
物価の影響を考慮した「実質賃金」は前年同月比0.6%減。実に★22カ月連続のマイナス。

2 金額ベースに直すと実質★5万7294円もダウン。
このペースが続けば年額★68万7528円も目減りする計算となる。

3 総務省の家計調査によると、消費支出(2人以上世帯)は昨年12月まで10カ月連続のマイナスだ。
個人消費が6割を占める★実質GDPにも好影響を及ぼすわけもなく、★2四半期連続のマイナス成長である。
とりわけ消費低迷による内需の弱さが目立ち、日本経済は★リセッション(景気後退局面)に差し掛かっている。

4 稼ぎを人件費に回す割合を示す「★労働分配率」は
驚きの低空飛行が続く。
大企業(資本金10億円以上)の分配率は38.8%と、
この★50年で★最低水準に落ち込んだままだ。

5 日本の大企業はますます★株主最優先の経営が目立つ。常に株主の顔だけを見て、
収益改善で株価上昇につながるからと『値上げ』には積極的なのに、
従業員の顔は見ず『★賃上げ』には消極的です。