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コロナ後遺症、2年で6割が大きく改善、免疫の異常が落ち着く
緩やかな回復がありうるという回復の希望をもたらす研究結果
natgeo.nikkeibp.co.jp
2024.05.09

ワクチンの接種が始まる前だったため、感染したときに接種を受けていた患者はいない。

感染から8カ月たっても疲労感や息切れ、胸痛などがある人は、後遺症がなく完治した人に比べて、炎症に関係する「サイトカイン」という分子の血中濃度が高い状態が続いていた。

後遺症の原因は1つではない

「症状が回復しなかった人がいるという事実を無視しないように気をつけなければなりません」と言う。新型コロナ後遺症の原因としては、免疫系の異常な活性化のほかに、新型コロナウイルスの残存、休眠状態にあった他のウイルスの再活性化、自身の臓器や組織を攻撃する自己抗体の形成、腸内細菌叢の乱れなどが考えられている。