>>278

それはやはり、小山内美江子が左翼だったからだね。

「底辺の者たちこそが、社会の真実に目覚めている」
「いま現在既に幸福な生活を送っている者は、社会の上っ面しか知らない」
- そういった古臭い左翼映画や左翼ドラマの定番パターンを、
昭和末期に強引に蘇らせようとしたのが『金八先生』だった。

その後にバブル経済が起こって、
古臭い左翼映画や左翼ドラマはほぼ消滅する。
(テレビ界はトレンディドラマ一辺倒になり、
映画界も『私をスキーに連れてって』のような華やかな青春謳歌映画で埋め尽くされる)

バブル景気というのは、
- 「底辺の者は、
やはり社会の底辺の部分しか知らない」
という真実を明確にした点では意味があった。