「女湯に普通に入ることができたら、自分は女性として生きていってもいいんじゃないか」
大衆浴場の女湯に入り、20代の女性の体を触るなどしたとして、33歳の男が不同意わいせつの罪に問われています。性に悩んでいたという男が裁判で語ったこととは…

不同意わいせつの罪に問われているのは、鳥取県に住む無職の男(33)です。

起訴状などによりますと、男は、2023年12月8日午前6時50分頃~午前6時58分頃までの間、鳥取県内の温泉旅館の女湯において、入浴中だった20代の女性に対し、その背後から声をかけるとともに、両肩、両脇、太もも、鼠径部付近を揉むなどした不同意わいせつの罪に問われています。

(中略)

【弁護人質問】

Qあなたは性別について悩んだことはありますか?
―はい

Q具体的にどんな風に悩んだのでしょうか?
―昔から低身長で肌も白く、太りにくい体でした。
周りは身長が大きくなったり、男らしい体つきになっていくなかで、自分は身長160センチぐらいで、自分の体には変化が全然ありませんでした。

その後、ラジオを聞く中で、4~5年前から性別に関する話題、「ジェンダー」「ユニセックス」「LGBTQ」などという言葉を聞いて、「自分は無理して男である必要ないんだ」と考える時期がありました。

髪を染めたり、マニキュアを塗ったり、化粧道具を買ったりもしました。

性別に関しては、女になりたいわけではないです。
ただ、自分が男性として生きるのは生きづらいし、それは今でも思います。

(中略)

裁判は5月22日に結審し、求刑が行われる予定です。

5/11(土) 6:34 TBS NEWS DIG/山陰放送
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/bss/1153844?display=1