妻の澄代さん(74)と2人で、40年間店を切り盛りしてきた西之原さん。2023年12月のある出来事が、クローズを決意させた。営業を終え澄代さんが帰宅中、大学前の通りで酔っ払った2人にぶつかられ転倒。直後はそのまま自宅に帰ったが、翌日激しい痛みを訴え病院へ。股関節を骨折しており、手術に追い込まれた。

 今では杖をついて、なんとか歩けるようになったが、西之原さんは手術をした妻の介護に追われた。店を休み、リハビリに寄り添う。そして苦渋の決断をした。「2人で無理してやってたから。嫁さんがあんな状態だったら、もうできませんもんね。1人でどうしようもできない」と振り返った。

最悪やんけ