タワーレコード株式会社代表取締役社長である嶺脇育夫氏、そして音楽ライター南波一海氏をゲストに
迎えのトークイベント。この3人でのトークは2月に発売したアルバム『I-POP』のイベント以来だ。

本作品は2015年4月29日に開催されたバースデーライブ『BIRTH』の様子を収録。近年、
ライブアルバム盤をリリースするアイドルがめっきり減ってしまったと嘆く嶺脇社長は
「70年代〜80年代のアイドルはみんなライブ盤を出していたんですよ。キャンディーズもラストライブで
高価格盤出していたし、西城秀樹も、アグネス・チャンも。彩未ちゃんはそういうことも考えて
リリースしたのかな、なんて妄想しながらこのCDを聴いていました」と話した。それに対し武藤は
「初めて知りました! 私は80年代のアイドルが大好きですけど、そこへの憧れというよりは、
ずっと音に拘って生歌・生バンドでやってきた象徴としてのライブアルバムです」とコメント。
これには南波氏も「彩未ちゃんのあの日のライブ、爆音だったよね!」と返す。

 映像リリースではないことを嘆く声を受けると、嶺脇社長がおもむろにアスマート
(※武藤の所属事務所直販サイト)限定盤を掲げる。アスマート限定盤は特典としてライブ映像DVDが
付属しているのだが、もちろんタワーレコードでは販売していない。「ウチじゃ売ってないけど、
今スマホで買えばいいんですよ! 何も特典つかないけど……僕と握手します?」と告知。その他にも
「CD売れないんだからさ、タワーとかHMVとか新星堂とか言ってる場合じゃない。
みんなで(武藤彩未を)売りましょうよ!」「僕もさくら学院がよくららぽーと豊洲でイベントやるんで、
行きますよ。でもあそこはHMVさんが入ってるでしょ、(※イベント参加のためにHMVでCDを買うシステム)
少し気まずいんですけど買います」と嶺脇節を炸裂させた。(後編に続く)

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