コカインを製造したとして、愛知県警は11日、ペルー国籍の男を麻薬取締法違反(営利目的製造・所持)容疑で逮捕した。
チューブのシャンプー容器に入ったジェル状の液体を熱して、混ぜられたコカインを取り出していたとされる。
県警によると、コカインの営利目的製造容疑での逮捕は全国的に珍しい。

逮捕されたのは愛知県知多市岡田宝ノ脇、自動車販売業、ヤマモト・カステイヨ・アラキ・イバン被告(38)。
コカインを取引先の男に売ったとして同法違反(営利目的譲渡)で起訴されていた。

逮捕容疑は昨年11月ごろ、自宅などでコカイン約219グラムを製造したなどとされる。
「製造は私がやったことではない」と容疑を否認しているという。

県警は今年2月、営利目的譲渡容疑で逮捕した際にヤマモト容疑者宅を捜索し、
粉末346グラムとジェル状の液体に混ざった推定2156グラムのコカイン計約2.5キロ(末端価格5004万円相当)を見つけた。
ホットプレートがあり、県警は液体を熱して水分を蒸発させ、コカインを取り出していたとみている。

容疑者宅からはコカインが付着した空のシャンプー容器や乾燥時に使用したとみられる木べらも発見された。
シャンプー容器は「ペルー製」と記され、県警は海外から持ち込まれたとみて、入手先や製造したコカインの販売先などを調べている。

写真:押収されたコカインやチューブのシャンプー容器など
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2017/04/12/20170412k0000m040055000p/9.jpg

以下ソース:毎日新聞 2017年4月11日 19時39分(最終更新 4月11日 20時19分)
http://mainichi.jp/articles/20170412/k00/00m/040/052000c