IS、トルコでテロ呼びかけか 改憲問う国民投票巡り
http://www.asahi.com/articles/ASK481R10K48UHBI001.html

トルコで16日に予定されている憲法改正をめぐる国民投票に関連し、過激派組織「イスラム国」(IS)が、投票所や投票者を狙ったテロを呼びかけていると、
英BBCが報じた。ISが6日に発行したトルコ語の月刊誌に掲載され、アラビア語の新聞にも同様の内容が記されているという。

BBCによると、月刊誌では「憲法改正に賛成する者も、反対する者も不信心者だ。イスラム教徒は決して投票に行くべきではなく、投票者たちは敵だと
宣言するべきだ」としたうえで、投票所の破壊や投票者の殺害を求めている。アラビア語の新聞もトルコのエルドアン大統領を非難して投票に行かないよう説き、
信奉者らに強力な武器を使って混乱を起こすように求めているという。

トルコ軍は昨年8月に国境を越えてシリア北部に侵攻し、「ユーフラテスの盾」と名付けたIS掃討の軍事作戦を展開。今年2月には、ISが支配していた北部の
要衝バーブを制圧した。一方、ISはトルコへの攻撃を呼びかけ、1月にイスタンブールの高級ナイトクラブで39人が死亡した銃乱射事件では、犯行声明を
出している。(イスタンブール=其山史晃)

トルコ・ガリポリでの記念式典を標的としたテロ情報入手=豪外相
http://jp.reuters.com/article/australia-security-turkey-idJPKBN1780SB

[シドニー 6日 ロイター] - オーストラリアのビショップ外相は6日、テロリストがトルコのガリポリ半島で今月下旬に行われる第1次世界大戦の記念式典を標的とした襲撃を企てているとみられる情報を入手したと明らかにした。

ビショップ氏は電子メールでの声明で、トルコ当局はこの情報について承知しているとした上で、4月25日の「アンザックの日前後には、例年、厳重な警備態勢が敷かれている」と語った。

第1次世界大戦中の1915年に、オーストラリアとニュージーランドの軍隊がトルコのガリポリに上陸した日を記念して制定された「アンザックの日」には毎年、多くのオーストラリアやニュージーランド人が現地を訪れている。

オーストラリアは6日、トルコについての渡航情報を更新したが、危険レベルの変更はなく、トルコでは十分に注意し、首都アンカラやイスタンブールへの訪問は再検討するよう呼び掛けた。

ニュージーランドのマカリー外相も、アンカラやイスタンブールへの渡航を控え、ガリポリなどトルコ各地では十分注意するよう求めた。