http://www.sankei.com/west/news/170423/wst1704230036-n1.html

福岡市中央区のみずほ銀行福岡支店前で現金約3億8千万円が男らに
強奪された事件で、福岡県警が、犯行グループが乗ったワゴン車の逃走経路を
少なくとも数キロ特定したことが23日、捜査関係者への取材で分かった。
幹線道路を避けるように脇道を通っており、追跡をかわそうとしたとみられる。

また、捜査関係者によると、防犯カメラなどを解析した結果、県外へとつながる
高速道路や国道を走行していないとみられることも判明。県警は、発見されていない
ワゴン車が、県内にとどまっている可能性が高いとみて捜索を続ける。

事件は20日午後0時25分ごろ発生。男らは支店前の駐車場で現金を奪った後、
白いワゴン車に乗って逃走した。路地を進みいったん大通りに出ると、再び脇道へ入った。

約5分後には、現場から南東約1キロの防犯カメラに、細い道路を西から東へと
走行する姿が写っていた。自動車ナンバー自動読み取り装置(Nシステム)が設置され
信号も多い幹線道路を避け、追跡を受けにくいような逃走経路を事前に計画していた
可能性もある。

ワゴン車には事件とは無関係の男性の車から盗まれたナンバーが取り付けられていた。
県警は男らが、さらにナンバーを付け替えたり、車両を取り換えたりした可能性もあると
みて調べている。