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【4月25日 時事通信社】タイ軍事政権が中国製潜水艦の購入を18日の閣議で承認しながら、公表していなかったことが明らかになった。潜水艦購入をめぐっては、「弁護の余地のない『おもちゃ』」(バンコク・ポスト紙社説)などといった不要論が根強く、議論を呼びそうだ。

 タイ海軍は中国製潜水艦1隻を135億バーツ(約430億円)で購入する計画。政府報道官は24日、18日の閣議で承認されていたことを認めた。閣議後すぐに公表しなかった理由については、購入に関する書類が「極秘」扱いされ、安全保障に絡む問題だったためと釈明した。

 プラウィット副首相兼国防相は先に、タイが現在潜水艦を保有していない一方、全ての近隣諸国が潜水艦を持っていることを購入の理由に挙げていた。しかし、政府報道官はこれを否定し、「わが国は海に囲まれており、未来は予測不能だ」などと購入の必要性を改めて強調した。(c)時事通信社

2017/04/25 06:21(中国)