てんかん食、9品販売 遠州食品加工協組
鈴木康友市長に取り組みを報告するプロジェクトのメンバー=25日午後、浜松市役所
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販売を開始したてんかん食の練り製品や麺類
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静岡新聞(2017/4/26 09:18)
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 遠州地方の食品関連会社30社が加盟する遠州食品加工業協同組合(岡安俊成理事長)は25日、地域食材を使って開発したてんかん患者向けの加工食品9品の販売を特設ブログ上で始めた。同日、浜松市役所で鈴木康友市長に取り組みを報告した組合員は「家族も一緒に食べられるよう工夫し1年以上かけてやっと販売にこぎつけた。全国の患者が食の楽しみを感じてくれたら」と話した。
 9商品は、発作に影響する糖質を極力削減するよう工夫した。魚秀(西区)の練り製品「浜名湖イカゲソ揚げ」などはみりんやでんぷんが未使用で、杢屋食品(同)の「ギャバアップ麺」は従来品から糖質を半減した。田町梅月(同)の洋菓子「低糖質ブッセ」も糖質を9割近く削減し、甘い物を食べる楽しみを実現した。
 糖質を低減したてんかん食は、投薬治療や手術後も発作が起きる難治性患者らに必要とされている。同組合は加盟企業の従業員に患者がいたため、2016年から9社によるプロジェクトを進めている。試作品を味わって助言し、開発に貢献した患者の会社員大下剛史さん(36)は「個人で食品開発は難しい。プロの手で作られているので安心して口にできる」と食の幅が広がることを喜んだ。
 注文や問い合わせは特設ブログ<http://gabaup.hamazo.tv/>へ。

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