日本国憲法の施行から70年にあわせて、戦後の占領期にGHQ=連合国総司令部が検閲した憲法関連の書物が、アメリカの図書館のウェブサイトで紹介され、
専門家は当時の日本社会が憲法をどのように受け止めていたのかを知る重要な手がかりになると指摘しています。

このウェブサイトは、アメリカのメリーランド大学の図書館が所蔵する、「プランゲ文庫」というGHQが検閲の対象とした本や、新聞などのコレクションのうち、憲法に関連する資料10点余りを公開しています。
後に総理大臣となる芦田均が序文を寄せた「圖解(ずかい)憲法」という本には、主権在民や三権分立など、戦前とは異なる考え方がイラストつきで説明されています。

また、当時の子ども向けの絵本雑誌には、「しんけんぽう はっぷのひ あたらしく にっぽんが うまれかわるひ」との文章が、子どもたちの絵とともに記され、新たな憲法とともに国が生まれ変わるという社会の期待感がうかがえます。
一方で、憲法施行1年後の新聞の記事は、GHQの検閲によって一部が削除されていて、新憲法の下でも表現の自由が保障されていなかった実態も如実に示されています。

占領期の日本社会に詳しいメリーランド大学のマーリーン・メイヨー名誉准教授は「憲法の受け止めが時代に応じて変わる中、歴史を振り返り、当初の受け止め方を知ることは興味深く重要だ」と話しています。

配信 5月3日 5時22分

NHK NEWS WEB
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170503/k10010969441000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_015

憲法記念日他スレ
【憲法記念日】GHQの憲法草案に「これでいいじゃないか」。昭和天皇のお言葉、メモに
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