「グルメンピック」と銘打ったイベントを企画して飲食店から出店料を集めた会社が破産し、全国約500店から集めた約1億3000万円が返済されないままになっていることが、関係者への取材で分かった。出店予定者は「被害者の会」を結成し、民事訴訟を起こすなどして同社の責任を追及する方向で調整している。東京地裁は23日、初めての債権者集会を開く。

被害者の会などによると、グルメンピックを企画したのはイベント会社「大東物産」(東京都中野区)。ホームページで「日本最大級の食フェス」などと宣伝し、今年2月13〜17日と同20〜24日に「味の素スタジアム」(同調布市)で、同17〜24日に「舞洲スポーツアイランド」(大阪市)でそれぞれイベントを開催するとしていた。

同社は昨年夏ごろから、パンフレットを各地の飲食店に郵送するなどして出店を勧誘。出店希望者は出店する日数に応じ、20万〜80万円を指定の口座に振り込んだが、同社は1月に突然、ホームページなどでイベントの延期を発表し、連絡が取れなくなった。一部を除き、返金に応じていないという。

毎日新聞が取材したところ、登記簿の住所に事務所は確認できず、電話もつながらなかった。

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引用ここまで
https://mainichi.jp/articles/20170523/k00/00m/040/123000c