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2017/05/25(木) 04:52:11.18ID:CAP_USER9ジカ熱の感染が拡大したブラジルでは、ウイルスが初めて検出されたおよそ1年前から地域での感染が始まっていたことがイギリスなどの研究グループの分析で分かり、研究グループは今後も気付かないうちに感染が広がるおそれがあるとして監視態勢の強化が必要だとしています。
蚊が媒介するジカ熱は、中南米や東南アジアを中心に感染が広がり、妊娠中の女性が感染して先天的に頭部が小さい小頭症の赤ちゃんが生まれるなど、大きな問題となっています。
ジカ熱について、3つの研究グループが中南米やアメリカで検出されたウイルスを分析した結果が、24日付けの科学雑誌「ネイチャー」に発表されました。
このうち、イギリスの大学などの研究グループが、ブラジルの北東部で患者や蚊から検出されたウイルスの遺伝子配列の変化からウイルスが初めて地域に入った時期を分析したところ、実際に検出されたおととし2月よりおよそ1年早い2013年の終わりごろから2014年の初めごろには感染が始まっていたと見られることがわかりました。
また、アメリカの大学などの研究グループは、南部フロリダ州では初めてウイルスが検出された去年7月より数か月早い、去年春ごろには感染が始まっていたと見ています。
ジカ熱は、感染しても症状が出ないケースも多く、今後も気付かないうちに感染が広がるおそれがあるとして、研究グループは、蚊が繁殖する時期を前にウイルスの監視態勢の強化が必要だとしています。
専門家「気付かぬうちに感染、十分考えられる」
今回の研究成果について、ジカ熱の問題に詳しい神奈川県衛生研究所の高崎智彦所長は、「ジカ熱は通常症状が軽いため、気付かぬうちに流行が広まっていたということは十分に考えられる。日本でも蚊が活動する季節となり、知らない間に感染が広がるというリスクも考えて医師は特徴的な症状を事前に頭に入れておくなどの対策が必要だ。また東南アジアや中南米など、これまでに流行が起きた国に行く場合は、引き続き蚊に刺されない対策を徹底してほしい」と注意を呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170525/k10010994081000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_005