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2017.7.5 17:56

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 パナソニックは5日、過酷な環境でも使える法人向けのノートパソコン「タフブック」の新製品を9月下旬に発売すると発表した。軽量化と頑丈さを両立させたのが特長。主要な販路である欧米の警察や物流業界に加え、国内でも物流や建設などに向け売り込みを強化する。

 新製品「CF−33シリーズ」はキーボードを外すと画面サイズ12型のタブレット端末になる。高さ1.2メートルから落としても壊れず、強い日差しの屋外でも見やすい高輝度の液晶を搭載した。手袋を付けたままで操作できる。重量は従来機種から約3割減らした。参考価格は標準モデルで47万1096円。

 タブレット型の「タフパッド」と合わせたタフシリーズの国内売上高は昨年、目標に対して8割にとどまった。法人向け製品を扱う社内分社、パナソニックコネクティッドソリューションズ社の樋口泰行社長は「ゴツゴツしているが、軽くて振動に強いのであらゆる業種の人に使ってもらえる」と説明。2017年度のシリーズ全体の生産台数を前年度比20%増の5万台に高めたい考えだ。

 欧米の物流業界では、タフブックをフォークリフトに取り付けて荷物の移動や在庫の管理をリアルタイムで把握し、ベテラン従業員の勘に頼る作業を最小限にして効率化を図っているという。