ツイッターに救助要請相次ぐ ハッシュタグが有効
2017年7月6日00時41分
http://www.asahi.com/articles/ASK757DSJK75TIPE055.html

 福岡・大分両県での大雨被害を受け、ツイッター上では救助を求めたり、被害の状況を伝えたりするツイートが相次いだ。
 福岡県朝倉市で工場2階に取り残された7人は、救助を求めるツイートに周辺の状況を撮影した動画を添付。道路を勢いよく流れる濁流や、積み重なった流木や自動車が確認できる。
 大分県日田市でも、踏切を濁流が覆う動画付きで「浸水で遮断されて孤立です」と伝えたり、「大人が6人、赤ちゃん1人が孤立してます」と救助を求めたりするツイートがあった。
 これに対し、発信者に状況を尋ねて励ます書き込みや、具体的な救助要請方法をツイートする人も多く見られた。
 自治体側もツイッターの公式アカウントで情報を発信している。福岡県は、県内の気象情報や各自治体の避難情報を次々とツイート。大分県も、ホームページの災害情報更新や、土砂災害危険度情報サイトへのアクセス状況などを伝えた。
 ツイッター社のホームページでは、救助要請をする場合は、「具体的に状況を説明してツイート(例:場所、氏名、人数、状態、要請内容等)」「できれば、ハッシュタグ #救助 をつける」「位置情報をつけるとより正確な通報が可能」などとしている。
 また、救助要請を見つけた場合については「できればTwitterで被災者と連絡をとって状況確認」「代理で(ソース元で)などに救助要請をする」などと対応法を示している。