夏休みを前に、群馬県高崎市PTA連合会は6日、着衣泳の講習会を市城南プールで開いた。
小中学校のPTA代表約60人が参加した。

講師役の高崎市等広域消防局の渡辺公郎さんは、着衣泳について「服を着て泳ぐのではなく、浮いて助けを待つこと」と説明。海や川に落ちたら、あおむけの姿勢で顔を水面に出し、肺を風船代わりにすることが重要だと強調した。
「『助けて』などと声を出さない」「浮輪代わりになる靴や服は脱がない」などとも呼びかけた。
浮輪代わりに使うペットボトルを転落者に投げる際、ボトルに少しだけ水を入れると飛距離が伸びることも説明した。

参加者は、服を着たまま25メートルプールに入り、一斉に体を浮かせていた。新町第一小PTA会長の境野光さん(39)は「これから水に入る機会が増える。学んだ知識を生かしたい」と話していた。

服を着たまま体を浮かす体験をする参加者(6日、高崎市城南プールで)
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配信 2017年07月08日 08時18分
YOMIURI ONLINE
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