国の特別天然記念物で絶滅危惧種の「ニホンライチョウ」の人工繁殖に取り組む長野県大町市の大町山岳博物館は9日、2日にふ化したひな4羽のうち1羽が8日午後に死んだと発表した。

同館によると、ひなは8日午前から翼が垂れ、眠る時間が多くなり、午後7時ごろ死んだ。体重が増えなかったためブドウ糖などを与えていた。
研究機関に依頼し、死因を調べる方針。同日午前にも既に1羽死んでいる。

残る2羽は順調に体重が増加しているが、ふ化から10日間は死ぬ率が高いため、注意深く観察を続けていく。(共同)

配信 2017年7月9日 12時21分(最終更新 7月9日 12時28分)
共同通信
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