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2017/07/11(火) 18:00:42.77ID:CAP_USER9【7月11日 時事通信社】イラク政府軍が同国第2の都市モスルを過激派組織「イスラム」(IS)の支配から解放したことで、今後の焦点は各地に散らばるIS残党の掃討と、奪還した土地の治安回復に移る。米軍主導の有志連合はモスルを州都とするニナワ州などに「簡易交番セット」を供給。同時にイラク人警察官の訓練を強化し、治安維持態勢の整備を図る。
「緑から青に」。有志連合でイラク軍や警察の訓練を統括するカナダ軍のアンダーソン准将は、陸軍兵士と警官の制服の色を引き合いに出し、「市民の生活再建には軍ではなく、信頼度の高い警察の存在が不可欠だ」と強調した。准将はビデオ回線を通じて、ワシントンの記者団の取材に応じた。
有志連合は、ISとの戦闘でインフラが壊滅的打撃を受けた都市部の警察組織を立て直すため、イラク全土に簡易交番セットを計100組供給する。セットの中身は警察車両2台やテント、パソコン、通信機器など。まずはIS支配から解放されたニナワなど5州に各10セット送る予定だ。
有志連合はこれまでに、イラク軍兵士4万人や警官1万5000人、国境警備隊員6000人らを対象に訓練を実施した。さらに、武器や車両2000台以上を提供した。
ただ、ニナワ州で対テロ訓練や爆弾処理など警官に必要とされる訓練を受けたのは6000人にとどまる。同州の情勢安定化には警官2万5000人が必要とみられている。
アンダーソン准将は「ISに侵略を許した2014年と比べると、イラク軍や警察はめざましい成長を遂げた」と指摘。「今後は『IS後』に向けて、警察を中心とする治安部隊の訓練と装備強化を加速する」と語った。(c)時事通信社
2017/07/11 14:29(カナダ)