0001転+載v禁:止@trick ★
2017/07/12(水) 11:44:45.25ID:CAP_USER9http://www.sankei.com/west/news/170711/wst1707110072-n1.html
2017.7.11 16:30
パナソニックが2020年にも自動運転車をサイバー攻撃から守る新技術を販売することが分かった。自動運転技術は、地図や交通状況などの情報をインターネットを介して取り込むことが想定されており、サイバー攻撃対策が課題となっている。パナソニックは、人工知能(AI)などを活用した防御システムを国内外の自動車メーカー向けに売り出す。
政府は20年に高速道路で自動車の全ての操作の自動化を目指している。パナソニックは、これに間に合うようにサイバー攻撃を無効化する車載機器と支援システムを開発する。
自動運転車へのサイバー攻撃はネット接続機能を持つカーナビゲーションなどから侵入し、ハンドルやアクセル、ブレーキなどを制御する「ECU(電子制御ユニット)」を乗っ取ることが想定されている。ECUは、1台につき数十〜100程度あるとされる。走行中に、ECUが誤作動を起こせば深刻な事故につながりかねない。
パナソニックの新技術は、車内に入り込むウイルスなど不正な通信を自動的に検知して遮断する。未知のウイルスが見つかれば、同社が運営するシステムに情報を送信。AIが分析し、防御方法などを車やメーカーに伝える。サイバー犯罪者が車内の仕組みを調べるために侵入するといった「予兆」もつかみ、AIが対策を分析するという。
車へのサイバー攻撃をめぐっては、15年7月、専門家が米FCAUS(旧クライスラー)の車を無線を介して乗っ取ることに成功したと発表。同社は対策のため140万台をリコール(回収・無償修理)した。
調査会社「富士経済」は全ての操作が自動化する車の世界市場は35年に1450万台になると予測している。
サイバー攻撃に詳しい近畿大学経営学部の鞆(とも)大輔准教授は「自動運転の実現まで時間が限られており、サイバー攻撃への対策技術を積極的に開発する必要がある。ただ、車の価格が高くなる恐れもあり、コスト問題も軽視できない」と話している。