東京、名古屋、大阪、神戸の各港などで見つかっている南米原産の強毒アリ「ヒアリ」について、愛知県の大村秀章知事が12日、関芳弘環境副大臣と会談し(1)水際対策の徹底(2)関係自治体への速やかな情報提供(3)国民への分かりやすい周知−を要請した。

 愛知県では6月末、中国からの貨物船が到着した名古屋港でヒアリを確認。7月には、同港に陸揚げ後のコンテナが移送された春日井市の倉庫でも確認されている。

 大村知事は会談後「各港は、日本を代表する物流港湾。中国などからのコンテナは、毎日山のように来るが、流れを止めるわけにはいかない。水際での防除の徹底と情報提供をやっていただきたい」と話した。

http://www.sankei.com/west/news/170712/wst1707120063-n1.html