東京・品川区のふ頭のコンテナから強い毒を持つ南米原産のヒアリとその卵や幼虫などが見つかったことについて、東京都の小池知事は、国と連携しながら、都内3か所のコンテナふ頭の調査を引き続き行うなど、安全対策に努める考えを示しました。
品川区の大井ふ頭では、中国の港で積み込まれたコンテナから、これまでにおよそ200匹のヒアリが見つかったほか、卵や幼虫、さなぎが確認されました。

これについて、小池知事は14日の記者会見で「女王アリは確認されていないが、コンテナを分解したときに、潰されるなどした可能性もある。ただ、ヒアリは殺虫剤で駆除し、コンテナの内部も薬剤でいぶすなどして徹底した駆除を行った」と述べました。
そのうえで「環境省が外来種の問題を研究していると聞いているので、国と連携しながら、大井、青海、品川のコンテナふ頭では、引き続き目視による調査などを行いたい」と述べ、安全対策に努める考えを示しました。

配信7月14日 16時22分
NHK NEWS WEB
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