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【7月15日 時事通信社】アジアにある福島県の5県人会の代表が15日、タイ・バンコクに一堂に会し、アジア圏で初めての「県人会サミット」を開催した。2011年の東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興に取り組む郷里を海外から応援する方策を話し合った。

 サミットに参加したのは、インド県人会、在越県人会(ベトナム)、バンコク福島桃の会、福島シンガポール県人会、ヤンゴン県人会(ミャンマー)の代表ら。6月に欧州で初の県人会サミットが開かれたのを受け、インド県人会の川原田英樹会長(54)=喜多方市出身=がアジア各国にある県人会に呼び掛けて実現した。

 サミットでは福島県をPRする方策として(1)各国の日本大使館で開催される天皇誕生日レセプションでの福島県の復興アピール(2)飲食店で食事する際に「福島県の○○はないのか」と福島県産品を尋ねる「一声セールス」(3)芋煮会など福島の郷土色を出した現地国民参加型のイベント開催−などのアイデアが出された。

 川原田会長は今回のサミットについて、「福島県の復興をPRし、福島県人のつながりをもっていこうという志はみんな一緒だということが分かり、心強く感じた。私を育んでくれた故郷に少しでも恩返しできたら」と話していた。(c)時事通信社

2017/07/15 22:28(インド)