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 金塊の密輸に失敗した男性に損失額の支払いを迫り、現金を脅し取ったとして、警視庁は、埼玉県春日部市備後西5丁目の自称建設業、関田洋敬容疑者(29)ら3人を監禁や恐喝などの疑いで逮捕し、21日発表した。

 万世橋署によると、他に逮捕されたのは、いずれも自称自営業の蔵田洋介容疑者(37)=東京都目黒区青葉台3丁目=と伊藤誠一郎容疑者(34)=山梨県甲斐市西八幡。

 3人は3月9日、東京都豊島区池袋1丁目の会社経営者の男性(32)宅に出向き、「3千万円を回収しにきた。俺は元やくざだ」などと脅して男性を車に監禁して埼玉県内まで連れて行き、現金約55万円を脅し取った疑いがある。関田容疑者は容疑を認め、他の2人は否認しているという。

 男性は2015年10月、関田容疑者の知人の男に頼まれてベトナムから金塊10キロを密輸しようとしたが税関で見つかり、罰金800万円の処分を受けた。男性はこの金塊を2千万円で売って罰金を支払ったが、男から「密輸に成功していたら3千万円になったはずだ」などと言われ、借用書を作らされていたという。