http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170804/k10011087771000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001

大手商社「伊藤忠商事」のことし4月から6月までの第1四半期の決算は、最終的な利益が去年の同じ時期より48%増えて、過去最高の1082億円となりました。
これは、石炭や鉄鉱石など海外に保有している炭鉱や鉱山でとれる資源の価格が上昇したことや、出資している中国企業の業績が好調なことが主な要因です。

伊藤忠商事の鉢村剛CFO=最高財務責任者は記者会見で「着実で力強い決算となった。中国経済は、輸出だけでなく内需もしっかりしているし、個人消費も堅調に推移している。懸念があるとすれば、アメリカのトランプ政権の動きで、米中関係に何かひずみが生じると世界的に影響が広がる」と話していました。

また、ほかの大手商社4社も資源価格の上昇を主な要因に、第1四半期の決算は好調で、「三菱商事」は最終的な利益が去年の同じ時期より17%増えて1178億円、「三井物産」が81%増えて1108億円、「住友商事」がおよそ3.5倍となる782億円、「丸紅」も11%増えて538億円とそろって増益となりました。

8月4日 20時19分