オホーツク海で行われているツチクジラ漁で、今季1頭目が4日朝、北海道の網走港に水揚げされた。

今年のツチクジラ漁は7月21日から始まった。この日、水揚げされたのは体長約9メートル、推定体重9トンの雄。網走市の捕鯨業者「下道水産」の捕鯨船「正和丸」が3日夕に捕獲した。水揚げ後に解体されたクジラは刺し身や竜田揚げ用などに加工され、道内外に出荷される。

 ツチクジラ漁は国際捕鯨委員会(IWC)の規制対象ではないが、日本は捕獲数を自主規制している。オホーツク海は4頭が割り当てられている。

 網走港では今年、商業捕鯨の今回とは別に、調査捕鯨でミンククジラが30年ぶりに水揚げされた。

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