2017/8/4

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 8月に入り、夏景色のウトナイ湖には、多くの方が自然散策に来られています。

 会話を交わした際、「今、湖にハクチョウやカモはいますか?」という質問を受けることがよくあります。そのような時は、「この時期は、水鳥がほとんどいないんです」とお答えします。

 苫小牧市と言えばハクチョウ。市内の上空を飛ぶ群れを見たことがある方も多いと思います。ウトナイ湖で多くのハクチョウが見られるのは、主に春と秋。繁殖地と越冬地を行き来する途中に立ち寄ります。渡り鳥のオオハクチョウやコハクチョウは、夏はロシアで子育てをしているため、今の時期は、湖に姿が見られません。何かの理由で繁殖地へ渡ることのできなかったオオハクチョウや、飼われていた個体の一部が野生化したコブハクチョウが十数羽見られる程度です。少し寂しさを感じるかもしれませんが、今だからこそ楽しめる自然がたくさんあります。

〜中略〜

 さて、そんなウトナイ湖での、夏のイベントのご紹介です。ウトナイ湖野生鳥獣保護センターでは、8月20日(日)までの土・日曜日と祝日「ウトナイ湖・夏のウォークラリー」を開催します。また、ネイチャーセンターでは、8月27日(日)に「外来植物バスターズ」を開催します。詳しくは、それぞれ開催されるセンターへお問い合わせください。皆さまのご参加をお待ちしております。

(日本野鳥の会ウトナイ湖サンクチュアリ・和歌月里佳レンジャー)

https://www.tomamin.co.jp/feature/ranger/1180/