高級旅館やホテルを運営する星野リゾート(長野県軽井沢町)と日本政策投資銀行は、資金不足や宿泊客数の減少などで経営難に陥っている地方のホテルや旅館を支援する約140億円のファンドを設立した。

経営の立て直しを後押しし、観光振興や地方経済の活性化につなげたい考えだ。

 ファンドの運営期間は10年間。星野リゾートと政投銀が主導し、三井住友銀行やみずほ銀行、三菱東京UFJ銀行などのメガバンクも出資する。

 資金が乏しく、耐震補強工事など施設の改修や建て替えができない事業者に対し、関連費用について投資や融資を行う。また、ホテルや旅館の新増築など事業拡大も支援する。星野リゾートが持つ経営ノウハウも提供する。

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http://yomiuri.co.jp/economy/20170806-OYT1T50137.html