米軍トップ、韓国大統領と会談へ 北朝鮮巡り意見交換か
ソウル=牧野愛博2017年8月12日10時3分
http://www.asahi.com/sp/articles/ASK8D2JPZK8DUHBI009.html

 米軍制服組トップのダンフォード統合参謀本部議長がソウルを訪れ、14日に文在寅(ムンジェイン)韓国大統領と会談すると米韓関係筋が明らかにした。緊張が高まる北朝鮮情勢を巡り、米韓の安全保障体制について意見交換する見通しだ。
 ダンフォード氏は文氏との会談で、現時点での米軍の対応について説明するとみられる。
一方、文氏は7日のトランプ米大統領との電話会談で「半島で再び戦争が起きてはならない」と主張。ダンフォード氏にも緊張緩和を強く呼びかける見通しだ。
 ただ同筋は「ダンフォード氏の訪韓は以前から計画されていた」と述べ、北朝鮮によるグアム島周辺への攻撃予告を受けて決まったものではないとの見方を示した。
 北朝鮮の朝鮮中央通信によれば、ジュネーブ軍縮会議に出席した北朝鮮代表団は9日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の試射は「正当な自衛的措置だ」と改めて主張。
「米国が我々の自主権と生存権、発展権を抹殺しようとする極悪な意図をあらわにした以上、断固たる正義の行動に移る」と強調した。(ソウル=牧野愛博)