【ワシントン時事】マティス米国防長官は14日、国防総省で「北朝鮮が米国を攻撃すれば、戦争の始まりだ」と述べた。AFP通信などが報じた。
米領グアム周辺に弾道ミサイルを発射する計画を明らかにするなど挑発を続ける北朝鮮に対し、改めて軍事行動の可能性を警告した。

マティス長官は、米国は「ミサイル発射後直ちに」飛行軌道を把握できると表明。グアムに着弾するとの分析結果が出れば「破壊する」と語り、迎撃する方針を示した。
ミサイルがグアム直撃ではなく、周辺海域に落下する場合については、トランプ大統領が対処を検討するとだけ説明し、具体的対応を明かさなかった。

ただ、「報復を受けたくなければ、人を撃つな」と強調し、北朝鮮を強くけん制した。 
CNNテレビが国防当局者の話として報じたところによると、北朝鮮は中距離弾道ミサイルが発射可能なミサイル発射台を移動させているという。

グアムへの発射準備を進めているかどうかは不明だが、48時間以内に撃てる態勢が整うとみられている。

配信(2017/08/15-09:06)
時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017081500262&;g=int