0001ごまカンパチ ★
2017/08/15(火) 19:15:17.50ID:CAP_USER9自動車の場合、関越自動車道の花園インターから、有料道路経由で1時間半ほどかかる。
交通の便のよくない山深い神社といえば、一般に寂れているイメージがあるが、三峯神社は若い世代からシニア世代まで、
多くの参詣客が訪れている。
三峯神社の何が、多くの人々を引き付けるのか。現地を取材し、三峯神社権禰宜(ごんねぎ)の山中俊宣(としのり)さんに話を伺った。
■「狼」を神の使いとする信仰
関越道の花園インターから神社までは、かなりの距離があるが、途中の道の駅には「ダムカレー」や「行者にんにくソフト」などの
ご当地グルメがあり、西武秩父駅のすぐ隣には、西武グループが運営する日帰り温泉施設「祭の湯」が2017年4月にオープンし、
寄り道するのも楽しい。
林道を除く、三峯神社への唯一のアクセス路である県道278号線は、二瀬ダム(秩父湖)の天端(てんば)の上を通過し、
つづら折りの山道となって、三峯神社へと続く。駐車場に降り立つと、下界とは明らかに気温差があり、山の霊気を感じる。
筆者は、三峯神社を訪れるのは4度目だが、境内には霧がかかっていることが多い。
標高を考えれば、霧というより雲の中にいるというのが正しいのかもしれないが、まさに“神秘的”な雰囲気に包まれている。
神社に伝わる由緒によれば、三峯神社は、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の折、イザナギ、イザナミの2柱の神を
この山にまつったのがはじまりとされ、江戸時代以降は、「御眷属(ごけんぞく)信仰」が盛んになった。
御眷属信仰とは、農作物を荒らす害獣とされた鹿や猪を獲物にする狼(山犬)を“神の使い”とする信仰だ。
狼の護符を貸し出し、1年後に返却してもらい、また、新しい護符を貸し出すということが行われてきた。
狼は、“火”や“見知らぬ人”を見れば吠えることから、“火伏せ”“盗賊除け”にご利益ありとされるようになり、
江戸城を含む、江戸の大半を消失した「明暦の大火(1657年)」の際、三峯山の護符が貼られていた家は
燃えなかったという話が広まったことなどから、ますます信仰されるようになった。
西洋では“悪役”のイメージの狼が、日本では神の使いとされたという文化の違いが面白い。
“送り狼”という言葉も、本来は、自分のテリトリーに入ってきた者を、安全に外に送り出すボディガードの意味だったという説もある。
さて、取材に訪れた7月下旬、夏休みシーズンとはいえ、平日にもかかわらず、駐車場は満車に近い状態だった。
また、境内では比較的若い世代の人たちの姿を多く見かけた。
社務所を訪れ、「にぎわっていますね」と山中さんに言うと、
「当社を参詣される方は、年々増えていると思います。また、私が三峯神社に職を得た15〜16年前は圧倒的に
シニア層が多かったのですが、最近は、20代後半から40代前半くらいの比較的若い世代が増えています。
SNSへの書き込みなどを見ると、“三峯神社へ行って癒やされた”というコメントが多く見られます。
働き盛りの世代が、“癒やし”を求めて訪れているのではないでしょうか」と話す。
日常から離れた異世界に、癒やしを求めに来る人が多いのは間違いなさそうだが、三峯神社がにぎわうのには、
ほかにも理由がある。
以下、“パワースポット”“氣守(きまもり)”というキーワードで見ていきたい。
■なぜ「パワースポット」になったのか
三峯神社をネットで検索すると、“パワースポット”というキーワードがたくさん出てくる。
パワースポットとされることも、三峯神社に多くの人が訪れる理由のひとつだろう。
人々がその場所にパワーを感じるからこそ、パワースポットといわれるのだろうが、これだけ騒がれるようになったきっかけは、
何だったのだろうか。
「2008年に放送されたテレビ番組が、最初のきっかけだと思います。以前から当社にいらしていた
超常現象研究家の秋山眞人さんが、番組内で紹介してくださいました。その後、世の中にパワースポットという概念が定着しはじめ、
まずは、流行に敏感な若い女性向けファッション誌の取材が増え、次第にテレビ取材も入るようになりました。
スピリチュアル女子大生CHIEちゃんが来たこともありましたね」
※続きはソースでどうぞ
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170814-00183676-toyo-bus_all