2017年8月15日19時51分
 アマゾンが電子書籍の配信事業で、出版社との契約を見直したことが明らかになった。ライバルの配信サイトに比べて最安値にすることなどを求めていたという。今後、どうなるのか。

 「電子書籍の販売価格などへの同等性は行使いたしません」

 8月4日、出版各社にアマゾン側からメールが届いた。ほかの電子書籍サイトと同等か、それ以上にアマゾンを優遇させる条項の見直しを伝えたものだ。

 世界最大のネット書店を運営するアマゾンが、日本に進出したのが2000年。12年に専用端末「キンドル」を発売し、電子書籍の販売を本格化させた。紙の本と異なり、再販売価格維持制度の対象でない電子書籍のビジネスモデルをどうするか。キンドル発売の2年前から始まった交渉で、最後まで解決しなかったのがこの条項だったという。

 ある大手出版社の幹部は「『アメリカではこうなっている』ということで、ごり押しされた部分だった」と振り返る。楽天が運営する「楽天コボ」との契約では、こうした条件はなかった。

 出版科学研究所によると、国内…

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