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【糸満】ヤギの赤ちゃんがやって来た−。雌ヤギ2匹を飼っていた糸満市の米須小学校(幸地政行校長)でこのほど、赤ちゃんヤギが生まれた。
想定外の出来事に児童や教諭らは驚きながらも、新しい命の誕生を喜んだ。ハッピー(推定5歳)が出産した雄の子ヤギの名前は児童から公募し、「ホッシー」に決まった。
ホッシーはすぐに学校のアイドルになり、児童からかわいがられている。

 米須小では7年ほど前からヤギを飼い始めた。ハッピーは2代目で、お見合いをして娘のシロが生まれ、雌2匹を飼育していた。

 しかし4月以降、ハッピーのおなかが張ってきたという。生徒たちも「赤ちゃんがいるはずよ」と、大きくなるおなかを半信半疑で見守っていた。
6月5日の朝、登校すると真っ白い子ヤギが生まれていた。

 実はハッピーには放浪癖があり、学校を抜け出して行方不明になり、駐在所に「捜索願」を出したことも。
今年1月にも脱走し、雄ヤギがいる近所のヤギ小屋で発見された。
幸地校長は「脱走した時に恋が成就したのかもしれない」と推測し、児童にも説明した。

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