名古屋市の金城ふ頭エリアに4月オープンしたテーマパーク「レゴランド・ジャパン」の運営会社は17日、来場者数が9月中に延べ100万人を突破するとの見通しを初めて示し、目標の年間200万人は達成可能と強調した。

愛知、岐阜、三重3県の知事と名古屋市長は17日、レゴランドとメイカーズ・ピアを視察した。東海3県に観光客を呼び込む「核」として口々に期待の声を寄せる一方、入場料への注文も出た。

知事と市長はレゴランド運営会社のトーベン・イェンセン社長から説明を受けた後、報道陣の取材に応じた。

河村たかし名古屋市長は「正直言って、高い。一度来場した子供からは『また来たい』との声が多い。庶民が足を運びやすい料金設定にして」と述べた。「再値下げ」については「小出しにせず、一気にお値打ちにしないと」などと語った。

大村秀章・愛知県知事は「この地域はレジャー施設が少ない。レゴの世界的知名度を生かし、観光客を呼び込む核となってほしい」と強調。

鈴木英敬・三重県知事は「インバウンド(訪日外国人客)を考慮したプラン作りも進めてほしい」と注文し、古田肇・岐阜県知事は来年開業する隣接のホテルなどに触れ、「本格的なスタートはまだこれから。ゆっくりと魅力を高めてほしい」と話した。【大野友嘉子、三上剛輝】

トーベン・イェンセン社長(中央)の案内でレゴランド・ジャパンを視察する(右から)古田肇・岐阜県知事、大村秀章・愛知県知事、鈴木英敬・三重県知事、河村たかし・名古屋市長=名古屋市港区で2017年8月17日
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配信8/17(木) 21:56配信
毎日新聞
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