諏訪の大型滑り台、また事故 男性骨折、利用中止に
2017年8月19日
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20170819/CK2017081902000019.html

 諏訪市上諏訪の立石公園にある大型滑り台で十六日、東京都内の男子大学生(21)が足の骨を折る大けがをしたことが分かった。滑り台では二〇一五年八月に四歳の女児、昨年九月には二十歳の男性が足を骨折する事故が起きている。設置者の市は滑り台の利用を中止し、安全対策を検討している。
 市によると、男子大学生は十六日午前五時ごろ、雨の中で滑り下り、出口のカーブ付近で鉄製の転落防止柵に激しくぶつかってけがをしたとみられる。市内の病院に運ばれたが、入院はしていないという。
 滑り台は全長五十二メートル、高低差十五メートルで、市が二〇〇〇年度に設置した。入り口には、滑走面がぬれている時はスピードが増すため利用を禁じるとの注意書きを掲示。昨年の事故を受けてルールを守るよう呼び掛ける「警告」看板も取り付けていた。
 市は二十一日の市議会総務産業委員会に事故の発生を報告し、対応を説明する見通しだ。
 (中沢稔之)