シャープの格付け、1段階引き上げ R&I、財務改善を評価…全21段階中13番目に
産經新聞:2017.8.23 22:44更新
http://www.sankei.com/west/news/170823/wst1708230120-n1.html

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社長就任から1年を迎え、記者との懇談会で語るシャープの戴正呉社長=8月10日、堺市堺区(南雲都撮影)

 格付投資情報センター(R&I)は23日、シャープの発行体格付けを「シングルBプラス」から「ダブルBマイナス」に1段階引き上げたと発表した。
構造改革やコスト削減で財務が改善していることや、国内外で商品開発を積極化し、収益基盤が安定してきたことを踏まえた。
ただ格付け自体は全21段階中、上から13番目となっている。

 台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下に入った昨年以降、改革や提携の効果で「損益が急に悪化する懸念は小さくなっている」と評価。
ただ、テレビなどのデジタル機器は価格競争が厳しく「収益性を一段と高められるかは慎重にみる必要がある」としている。