http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye3137792.html24日 2時34分
1分37秒
「自分が難民ならどうする?」 小学生がディスカッション
 都内で難民について考えるイベントが開かれ、小学生たちが自分が難民になった設定で真剣に議論を交わしました。
 「シリアという国はご存じですか?」(AAR Japan[難民を助ける会]スタッフ ラガド・アドリーさん)
 イベントは国際NGOが開催したもので、小学生たちは自分が実際に難民としてトルコに避難してきた想定でディスカッションを行いました。それぞれ家族の設定が与えられ、トルコにとどまる、他の国に移住する、内戦状態の母国に戻るという3つの選択肢の中から、どれを、なぜ選ぶのかについて意見を出しあいました。
 「『ここにシリア人がいっぱいいるぞ』と、今度はトルコに爆弾落としてくる可能性もあるし、できるだけ少数のシリア人がいる国に移動した方がいいと思う」(家族に障害者がいるグループ)
 「一回、経済的に発達してるところに(祖父母を)説得していって、なんとかそこで長生きしてもらって。それで(戦争終わったら)帰る」(祖国に帰りたい祖父母がいるグループ)
 想像力を働かせて意見交換し、3つの選択肢にとらわれない答えを出したグループもありました。
 「シリアだけではなく、いろいろな国のために何かやりたいと思う気持ちを持ってほしいです」(AAR Japan[難民を助ける会]スタッフ ラガド・アドリーさん)
 「近所に難民が来たら、優しくしてあげたいと思います」(参加者 小学3年生)
 「周りの人に伝えていったら、難民について考える人が増えていって、難民も幸せな生活を送れるような世界になるんじゃないかと思いました」(参加者 小学4年生)