0001みつを ★
2017/09/01(金) 23:20:33.08ID:CAP_USER9福島第一原子力発電所の廃炉方針を策定している国の対策チームの会合が開かれ、1号機から3号機の燃料デブリの取り出し方の方針について、周囲を完全に水で満たさない方法を軸にして進めることを盛り込んだ、工程表の見直し案を示しました。今後、地元の意見を聞いたうえで、今月中にも正式に工程表を見直すことにしています。
福島第一原発の廃炉の工程表について、国と東京電力は2年ぶりに見直すことにしていて、1日に開かれた廃炉の方針を策定している国の廃炉・汚染水対策チームの会合で、見直し案が示されました。
この中では、廃炉の最大の難関とされる1号機から3号機の燃料デブリの取り出し方の方針について、事故で損傷した格納容器の修理の難しさなどから、周囲を完全に水で満たさずに取り出す「気中工法」と呼ばれる方法を軸に進めるとしています。
そのうえで燃料デブリの取り出しは、格納容器の底にある小規模なものから始めるとしています。また、汚染水対策については、建屋の周りの地盤を凍らせて囲み地下水の流入を抑える凍土壁の効果を検証するとともに、汚染水を処理したあとに残るトリチウムを含む水については、「海への安易な放出は行わない」という現在の方針を堅持するとしています。
チーム長を務める世耕経済産業大臣は「この2年余りの間に、多くの取り組みが進んだと把握している。今後の取り組みを確実に進めるために、改訂したい」と述べました。
一方、1号機から3号機の使用済み燃料プールからの燃料の取り出しを始める時期は明記されず、今後、地元の意見を聞いたうえで、今月中にも正式に工程表を見直すことにしています。
9月1日 20時38分