麻生副総理兼財務大臣は、愛媛県西条市で行った講演で、来月の衆議院の補欠選挙に関連し「お祭りの時に、選挙なんてできるだろうか」などと述べたうえで、祭りにのめり込む人を精神障害者に対する差別的な言葉を使って表現しました。このあと麻生氏は、記者団に対し「不適切な表現だった」と述べました。

麻生副総理兼財務大臣は、来月、衆議院愛媛3区の補欠選挙が行われるのを前に愛媛県に入り、講演しました。このうち、西条市で行った講演で、麻生副総理は「ここでは今から国民体育大会があり、その後、お祭りもある。そういった時に、選挙なんてできるだろうか。選挙を一生懸命やっている人は、お祭りも一生懸命やっている人だ」と述べたうえで、祭りにのめり込む人を精神障害者に対する差別的な言葉を使って表現しました。
このあと麻生氏は、記者団に対し「不適切な表現だった」と述べました。

麻生氏をめぐっては、先に、派閥の研修会で「いくら動機が正しくとも、ヒトラーは、だめだ」などと述べ、その後、「ヒトラーを例示として挙げたことは不適切だった」として発言を撤回しています。

配信9月2日 22時22分
NHK NEWS WEB
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