ミサイル発射情報を受けて北海道や東北など、各地の自治体は早朝から対応に追われた。「襟裳岬から東約2200キロ」。落下位置を示す基点として前回同様、名指しされた北海道えりも町では企画課の荒井傑(すぐる)さん(30)が午前7時1分に携帯電話のエリアメールを受け取り、同10分ごろに庁舎に到着。情報収集にあたった。「はるか上空を飛んでいるようなので怖さは感じないが、もうやめてほしい」

北海道滝川市の東滝川地区の米田裕紀さん(78)は、草取り中にミサイル発射を知った。1日に国や道の主催で、まさに草取り中を想定して避難訓練をしたばかり。ただ、避難予定の建物が500メートルほど離れており、別の建物の壁際に身を寄せたという。「緊急メールが鳴ったが『またか』という思いで冷静だった。家の中にいた住民が何人か外に出てきたが、すぐに通過のメールが流れたので、それ以上することもなかった」と話した。

山形県酒田市では6月、35ある自主防災組織の一つで国と県、市が主催のミサイル避難訓練があった。市は他の地域にも避難訓練の実施を「声掛けしていく」としているが、希望する地域はその後はない。自治会長の一人は「またか。お手上げだ。だって逃げようがないじゃないか」。

秋田県由利本荘市では27日に約200人を対象にした避難訓練をする。主婦、大平伸子さん(75)は、訓練で100メートルほど離れた公民館に行く予定だが、15日朝は自宅から出なかったという。「ミサイル発射はテレビで知ったが、もし落ちればおしまいだからじたばたしてもどうにもならないと思った」と話す。ただ、訓練への心構えは変わった。「戦争の時のようで恐怖を感じた。他にやる人がいないから参加を引き受けただけだったけど、真剣にやろうと思います」

配信2017年9月15日11時56分
朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASK9H2TQMK9HUTIL00F.html

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