産経ニュース、2017.9.16 19:30更新
http://www.sankei.com/politics/news/170916/plt1709160022-n1.html

衆院新潟5区補欠選挙(10月10日告示、22日投開票)で、民進、社民、自由の各県連と連合新潟が野党統一候補として5区元職の田中真紀子元文部科学相(73)を軸に調整していることが分かった。野党側は「田中氏側からの返答を待っている」としている。

 4者は16日、新潟市中央区の勤労福祉会館でほぼ非公開の協議を行った後、民進党県連の鷲尾英一郎代表が党擁立作業の現状を記者団に説明した。5区の総支部長だった田中氏は県連側の打診に回答せず、調整に乗り出した党本部の前原誠司代表ら執行部との接触にも応じていないとした。

 新潟5区補選では、自民党県連の5区支部が前知事の泉田裕彦氏(55)を候補として推すことを決定。共産党は新人の西沢博氏(37)を公認し、幸福実現党の新人、笠原麗香氏(25)が出馬を表明している。

 田中氏は8月22日の文化放送のラジオ番組で「(補選に)誘っていただいたとしても、(今の政界は)私の夢を実現する環境では残念ながらありません」と語っていた。