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2017/09/27(水) 17:33:04.33ID:CAP_USER9[香港 26日 ロイター] - アジアと欧州を結ぶ中国の巨大経済圏構想「一帯一路」により、人民元建て金融商品の需要が高まると見て、米シティグループ(C.N)や英HSBC(HSBA.L)などのグローバル行がこの分野の事業を強化している。
調査会社SWIFTによると、中国が資本流出阻止に乗り出したため、国際決済通貨としての人民元のランクは6月、2年前の5位から6位に下がった。
しかし中国企業は今、一帯一路構想に基づきベトナムからベルギーに至るまで積極的に事業を拡大している。このため今後再び人民元の国際化に弾みがつき、元建て商品・サービスの需要が高まると各行は期待する。
シティのアジア太平洋地域トレジャリー・トレード責任者、ラジェシュ・メヘタ氏は「顧客がRBI(一帯一路)諸国全体で事業を拡大しており、人民元の需要が高まっている」と言う。
シティは今後1年間で、一帯一路プログラムの人員を25人増やす計画。一部はアジア太平洋の他地域から韓国、ベトナム、中国、日本、香港に異動させる予定だ。
シティの人民元関連サービスは貿易金融、ヘッジ、キャッシュマネジメント、キャピタル・マーケット・ソリューションズなどで、一帯一路の58市場ほぼすべてで展開している。
スタンダード・チャータード(スタンチャート)(STAN.L)の人民元ソリューションズ・グローバル責任者、カーメン・リン氏によると、同行は一帯一路プロジェクトのために中国に「コアチーム」を設置するとともに、欧州を含めた一帯一路の主要貿易ルートに沿って専門バンカーのチームを配置している。
グローバル行は人民元の調達コストが高いため、人民元融資では中国の銀行に太刀打ちしにくいが、専門性を磨いて手数料ベースの人民元商品・サービスで大きなシェアを獲得する狙いだ。
HSBCの人民元国際化グローバル責任者、ビナ・チョン氏は「一帯一路の資本および貿易取引の大半は現在、米ドル建てだが、人民元の利用が増えつつある。この成長を支えるのに適切な人員を確保できるように採用を進めている」と語った。
2017年9月27日 / 09:42 / 42分前更新