先月末までの今年度の上半期に国内で販売された新車の台数は、新型のハイブリッド車の売れ行きが好調だったことなどから、前の年をおよそ7%上回り、5年ぶりに増加しました。

日本自動車販売協会連合会などのまとめによりますと、ことし4月から先月末までの今年度の上半期に国内で販売された新車は合わせて248万2835台で、去年の同じ時期と比べておよそ7%増えました。

これは、トヨタ自動車や日産自動車の新型のハイブリッド車の売れ行きが好調だったほか、去年、燃費不正をめぐる問題の影響で落ち込んだ三菱自動車工業の販売が増加に転じたことなどによるもので、上半期の新車販売が前の年度を上回るのは、5年ぶりとなります。

国内の新車販売は、消費税や軽自動車税の税率の引き上げなどの影響で低迷が続き、去年、年間を通じた販売台数が5年ぶりに500万台の大台を割り込みましたが、ことしは去年の同じ月を上回る状況が続いています。

業界団体では「ことしは回復軌道に入ったものの販売が好調なのは一部の人気車種に限られており、本格的な回復に向け、より幅広い車種の販売を促進していきたい」と話しています。

配信10月2日 17時01分
NHK NEWS WEB
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