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北海道旭川市のタクシー会社が、大手宅配会社と提携して乗客と宅配便の荷物をかけもちで運ぶ「貨客混載」と呼ばれる事業を、タクシー会社としては全国で初めて来月から始めることになりました。

「貨客混載」の事業を始めるのは北海道旭川市のタクシー会社「旭川中央ハイヤー」です。

この会社は旭川市郊外の一部の地区で乗り合いの大型タクシーを運行していますが、来月から大手宅配会社と提携して乗客と宅配便の荷物の運送をかけもちで行います。
運転手が宅配会社で荷物を受け取り、乗客を乗せていない時に荷物を運ぶということで、タクシー会社にとっては手数料収入をえられるほか、ドライバー不足に悩む宅配会社にとっても負担の軽減につながるということです。

乗客と荷物をかけもちで運ぶ「貨客混載」は、地方の一部のバス会社がすでに行っていますが、北海道運輸局によりますとタクシー会社が行うのは全国で初めてだということです。

「貨客混載」を巡っては先月からは国の規制が緩和され、バスや大型タクシーに加え、人口3万人未満の市町村では小型タクシーでも荷物を運べるようになっています。

10月5日 11時48分